■マイクロソフト社初の社債発行
コンピューター業界屈指の大企業であるマイクロソフトですが、昨今の世界的不景気の煽りは免れなかったようで、2009年5月11日、5年・10年・30年単位で社債を初めて発行しました。発行した社債額37億5千万ドルに対し、投資家たちからの応募は140億ドルも集まったようです。これを見るだけでも、マイクロソフト社は投資家の注目度が高く、社債の優良性が認められたという事が容易に想像できます。
マイクロソフト社はアメリカでの信用格付け会社大手2社から、金融関連企業以外の会社としては非常に稀な、AAAという高位ランクを受けている企業ですが、この社債発行に伴い格付けランクの見直しが予想されています。社債の発行というとマイナスイメージが付きまといますが、多かれ少なかれマイクロソフト社のイメージダウンになる事は間違いありません。
とはいえ、Windowsの新バージョンの発売開始を控え、勢いを維持するための社債発行である事も否めません。
■会長ビル・ゲイツ氏の現役引退と現在
マイクロソフト社の創始者でもあり会長でもあるビル・ゲイツ氏については紹介済ですが、ビル・ゲイツ氏は2008年7月をもって現役を退きました。とはいえ、会長職はそのままで、主要製品の開発には顧問という立場で携わることを表明していました。
では、現役引退したビル・ゲイツ氏は、今何をしているのでしょうか。
2000年に会長職と兼任していたCEOを引き継いだ後に、奥様と一緒に設立した慈善基金団体「Bill & Melinda Gates Foundation(ビル&メリンダ・ゲイツ財団)」での活動に専任する形をとっています。
世界で起きている貧富格差における貧困・病気に苦しむ人たちへの寄付やワクチンなどの提供を主な目的としている同財団では、アメリカ国内向けに教育関連事業やIT技術へ触れる機会を増やす活動なども行われ、現役引退後のビル・ゲイツはこの慈善活動に重きを置いているのです。